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CICS (Customer Information Control System) は、IBM が開発・販売している、メインフレームを中心としたトランザクション処理用のミドルウェアである。 == 概要 == CICSは、z/OS などの下で稼動する、オンラインシステム・バッチ処理両方に向けてデザインされたトランザクション処理システムである。 大量トランザクションの安定した処理や信頼性に加え、徹底したロギングにより、障害発生時にも処理中トランザクションの大多数の回復・整合性保持を行う。更にオプションのXRF構成の場合は、障害発生時に処理中のトランザクションの大多数を、ユーザーに障害発生を意識させる(クライアントにエラーを返す)ことなく、代替サーバに引継ぐ事ができる。 CICSはデータベース管理システム(DBMS)として、階層型のIMS-DB、またはRDBMSのDB2と組み合わせる事ができる。 近年ではWebアプリケーションサーバによるトランザクション処理が幅広く普及しているが、CICSは特にミッションクリティカルな用途の他、Webアプリケーションサーバから接続されるバックエンドの基幹業務の中核部分としても、2015年現在でも使用されている。 同様のトランザクション機能を IBM AIX, Linux, Windows 等の分散系OSプラットフォームで提供するミドルウェアとして、IBM TXSeries for Multiplatforms が存在する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「CICS」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 CICS 」があります。 スポンサード リンク
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